韓国出身の歌手ジェジュン(34)が初の配信ライブを開催した。ファンクラブ会員1万人限定で3日夜に実施し、一夜明けた4日、アンコール配信の開催も決まった。東京・日本テレビ番町スタジオからのライブ生配信は初の試みだった。

ライブでは「未来予想図2」「Defiance」などを次々と歌唱。「今日まで待っていてくださった皆さんに、感謝しています」と伝えた。バーチャル映像技術も使い、通常の歌番組よりも多くのカメラが設置されたという。

新型コロナウイルスの影響を受け、多くのアーティストのライブやツアーが中止となり、無観客の配信形式に切り替わっている。アリーナクラスの会場利用には高いコストが必要だが、今回はテレビ局のスタジオからの配信という画期的な手法。日本テレビ植野浩之プロデューサーは「自社のスタジオを使用し演出に集中することで、オンラインライブならではの見せ方を届けるという方法を模索した」と明かした。

約半年ぶりの来日となったジェジュンは、ライブを終えて「ファンの皆さんを目の前にできないことがすごく悲しいですが、歌を届けられることだけでも、どれだけありがたいことなのか改めて考えることのできる、すごくいい経験でした」と振り返った。