NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の15日に放送された第89回の平均視聴率が19・1%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、慰問から日本に帰国した裕一(窪田正孝)は、その足で福島に向かう。戦死した恩師の藤堂先生(森山直太朗)が書いた手紙を昌子(堀内敬子)に渡す。「愛している」という手紙に昌子は涙を流す。

裕一は音(二階堂ふみ)と華(根本真陽)の元に戻る。音は再会を喜ぶ。だが心の整理がつかない裕一はしばらく1人でいたいと、音と華たちを福島に残して東京に戻る。戦況が悪化すればするほど、国民の士気を高めるために裕一への曲づくりの依頼は増え続け、裕一は心を殺して曲をつくり続けていた。

一方、梅(森七菜)らが住む豊橋が空襲される。戦火の中、原稿を取りに戻る梅を岩城(吉原光夫)が守ろうとする。光子(薬師丸ひろ子)は梅、岩城の行方を探す。そして日本は終戦を迎える。