庵野秀明監督の代表作「エヴァンゲリオン」シリーズを制作するアニメ制作会社「カラー」は16日、新型コロナウイルスに感染拡大を受けて公開を延期していた最新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の新たな公開日が、21年1月23日に決定したと発表した。16日に全国の劇場(一部劇場を除く)で、特報3映像を公開し、明らかにした。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は当初6月27日公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて4月17日に公開の延期を発表。脚本も担当する庵野秀明総監督が公式サイトで直筆のコメントを発表。「今、現在も対応にあたられている医療従事者、その関係者様へも、感謝と敬意を表します。未曽有の事態により8年近くお待たせしている新作を更にお待たせする事となり、大変申し訳なく思います。世界中が大変な時ですが、不撓(ふとう)不屈の精神で、皆さんと共にがんばっていきます。よろしくお願いします」とつづった。

公開された特報3映像は36秒で、主人公碇シンジのアップになった表情や、複数の戦闘機が飛び交う、戦闘とみられる躍動感のあるシーンで構成されている。