柴咲コウが主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「35歳の少女」(土曜午後10時)の17日放送の第2話視聴率(関東地区世帯)が9・6%だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は11・1%だった。

人気脚本家の遊川和彦氏のオリジナル作品。不慮の事故で25年眠り続け「体は35歳、心は10歳」として目覚めた主人公・望美(柴咲コウ)の成長物語。舞台となる1995年と2020年の間の25年間の社会変化が描かれる。

望美を献身的に介護してきた母親・多恵役を鈴木保奈美、父親・進次役を田中哲司、妹の愛美役を橋本愛がそれぞれ演じる。

また、望美の初恋の相手・広瀬結人役を坂口健太郎が演じる。

第2話で望美は、元・初恋相手の結人の励ましを受け、25年の月日が流れた現実を受け入れようと決意したものの、変わり果てた世界にまだなじめない。眠っている間に生理が始まり大人の体になっていることにも改めてショックを受ける。多恵は自分の体にも今の世界にも早く慣れるよう望美をせかし、子供っぽい言動をいさめる。

一方、広告代理店で働く愛美は元カレで上司の相沢(細田善彦)が使えない後輩・藤子(大友花恋)と付き合っていることにストレスを抱えていた。そして進次は再婚相手・加奈(富田靖子)の先夫との間の子・達也(竜星涼)が仕事を辞め部屋に引きこもっていることに悩んでいた。別々の場所でそれぞれに人生の行き詰まりを感じている家族。望美は自分が原因で家族がバラバラになってしまったことに心を痛める。

そんな中、相沢の気を引きたい愛美は代行業をしている結人に恋人のふりをしてくれと頼む。愛美のゆがんだ恋愛感情にあきれつつ依頼を受けた結人は、望美の様子が気になっていた。その頃、かつてアナウンサーになることを夢見ていた望美は、事故の直前まで録りためていた古いカセットテープを聞き、あることを思いつくと、結人に連絡する。