歌舞伎俳優市川海老蔵(42)が19日、東京都庁で、小池百合子都知事(68)と、コロナ禍における文化振興について意見交換を行った。

海老蔵は「伝統文化やエンターテインメントなど、先のことをお話しできたら」とあいさつし、小池氏とグータッチ。

9月に巡業公演を開始した海老蔵は「PCR検査をまめにしています。何とか順調に進みまして、あと1カ所です」としたが、「東京都としては感染者が多いので、歌舞伎座、国立劇場はまだ客足が鈍ったままですね」と心配な様子だった。

小池氏に「襲名はどうなっているんですか?」などと聞かれ、海老蔵は「延期のままです。どうしても(コロナの影響が)落ち着かないことには」と答えていた。

海老蔵は、東京2020組織委員会の文化・教育委員会委員を務めている。