新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が大幅に遅れていた米大ヒット映画「ジュラシック・ワールド」シリーズ第3弾「ジュラシック・ワールド:ドミニオン」が7日、クランクアップしたことが明らかになった。

3月にロックダウンによって撮影中断され、7月に再開した後もスタッフ数名の感染が発覚して再び撮影が中断されたり、ロケ地のマルタ島で感染が拡大したことで、同地での主演俳優を使った撮影を断念するなど苦難が続いていたが、このほど英ロンドンのパインウッドスタジオで無事に最後のシーンの撮影が終わったという。

撮影再開後は出演者やスタッフらの新型コロナウイルスの検査回数は4万回に上り、感染予防対策に数百万ドルが投じらたと伝えられている。「とても感慨深い」とコリン・トレボロウ監督監督はコメントしている。同作は来夏公開予定だったが1年延期して22年6月の公開が予定されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)