高畑充希(28)が来年1月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「にじいろカルテ」(木曜午後9時)で初の医師役に挑むことが16日、分かった。ポンコツキャラを演じ、医療ものながらコメディー色も満点。スーパードクター不在の新しい医療ドラマになりそうだ。

高畑は、持病の発覚を機に東京の大病院を退職し、小さな村の診療所にやってくる紅野真空(くれの・まそら)を演じる。病を隠して働く頑張り屋だが、家事能力はゼロ。喜怒哀楽を隠せないどこか抜けたキャラクターだ。真空は仲間や村人との交流の中、愛される存在に成長していく。

高畑は同局ドラマ初主演。今作が主として描くのは医療シーンではなく、病気との共存や手術後の生き方がテーマ。派手な医療シーンはほとんどなく、「たまにそういうシーンがあると、みんなで『そういえば医療ものだったね』って言いながら撮影しています」と笑みを浮かべる。

脚本は人間ドラマに定評のある岡田恵和氏で、現場の雰囲気も温かいという。暗いニュースが続く中で、高畑は「『明日も頑張るか!』という気持ちになれるドラマ。見ていただく方の1週間の癒やしになればいいな」と話している。