東北出身の女性ソロ歌手3人によるユニット、みちのく娘!が30日、都内で「今できること~ソーシャルディスタンスコンサート」を開催した。工藤あやの(26)津吹みゆ(24)羽山みずき(28)の3人で、新型コロナウイルスのため、ユニットとしては昨年末以来約11カ月ぶりの有観客コンサートだった。

新曲「べっぴん音頭」でスタートしたコンサートは、開演直後から密にならないダンスで熱気ムンムン。感染症対策で収容を半分にしたファンが、拍手で応援した。カバー曲を中心とした初アルバム「みちのく物語」の収録曲「真赤な太陽」(美空ひばり)「もしも明日が」(わらべ)なども披露した。中盤ではそれぞれのソロ曲も披露した。

工藤は「こんな世の中になるとは思ってもいませんでしたが、こうやって無事にこの日を迎えられてうれしい」と話した。津吹は「今できることとは、今しかできないことと考えて、一生懸命、頑張ります」。羽山は「ファンの方はもちろん、いろんな人に支えられてこの日を迎えられました。ありがとうの気持ちが届くように頑張ります」と、それぞれがファンに呼びかけた。

工藤と羽山が山形生まれ、津吹が福島生まれで、方言を巧みに使った漫才コーナーでは、マスク必着のファンから笑い声が漏れていた。