16日に放送された、水谷豊主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season19」(水曜午後9時)第10話の平均視聴率が12・8%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。

初回は17・9%、第2話は16・4%、第3話は16・3%、第4話は14・9%、第5話は13・8%、第6話は14・1%、第7話は12・3、第8話は12・7%、第9話は13・9だった。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が、相棒と事件解決に挑む人気シリーズ。ドラマ誕生から20周年を迎え、反町隆史演じる4代目相棒・冠城亘とのコンビは6年目となった。

贋作(がんさく)を売り歩いていた画商が自首してきたものの、買い手は自身の目利き力が傷つくのを嫌い、いずれも「だまされたわけではない」と主張。

“被害者が存在しない”という不可解な状況が発生した。経済事件を担当する二課でも詐欺罪に問えず、自首してきた画商をそのまま帰すことに。ところがその直後、問題の画商が自殺してしまった。亘は、動機を「良心の呵責(かしゃく)」と主張するが、右京は事の経緯から、画商が警察に逮捕されることで“緊急避難”しようとしたのではないかと推理し、独自の捜査を始めた。すると、偽作の製造、販売を、広域指定暴力団「扶桑武蔵桜」が取り仕切っていると判明。それを知った刑事部長の内村(片桐竜次)は、じっこんの関係にある組長の桑田圓丈(大石吾朗)と密談を交わした。いっぽう、扶桑武蔵桜の組員が、半グレ集団に暴行を受ける事件が発生。両者の衝突は、やがて大規模な抗争へと発展。