NEWS加藤シゲアキ(33)が舞台脚本に初挑戦する舞台「染、色」が、来年5月下旬から復活上演することが27日、分かった。5月下旬から6月中旬まで東京・グローブ座、6月下旬から大阪・梅田芸術劇場で上演する。今年6月に上演予定だったが、コロナ禍で中止となっていた。

同作は小説家としても活躍する加藤が15年に著した短編小説集「傘をもたない蟻たちは」収録の「染色」が原作。美大生のリアルな日常と葛藤を描く青春小説だ。関西ジャニーズJr.内ユニットAぇ!group正門良規(24)が、舞台単独初主演を果たす。正門演じる主人公の市村は、才能もあり恋人もいて、なに不自由なく過ごす美大生だが、壁に落書きする謎の女性の不思議な魅力に引かれ、退屈だった日常に変化が訪れていく。

復活上演が決まり、加藤は「すでに台本を書き上げていたので、中止の知らせを聞いたときは悔しくてしかたありませんでしたが、ようやく日の目を見ることができそうなのでほっとしております」と心境を明かした。「『染色』であり『染色』ではない。そんな不思議な戯曲をお届けできたら、というのは今年発表したコメントですが、まさにその通りの台本を書き上げることができ、手応えを感じております」とアピール。この戯曲を演出の瀬戸山(美咲)さん、正門とともに演じてくれる俳優陣、スタッフのみんなが鮮やかに染め上げてくれることを期待しております」とコメントした。

正門は「今年舞台が中止になってしまった時はとにかく悔しくて悲しかったのですが、再びこういう機会をいただけた事、そしてこのお知らせを皆様に出来る事が本当にうれしくてたまらないです」と喜んだ。「初の主演舞台という事もあり不安や緊張もありますが、それを超える楽しみで今からすでにドキドキしております。しっかりとこの物語を表現して皆様に届けられるよう頑張ります。楽しみにしていて下さい」と呼び掛けた。

同作には三浦透子、松島庄汰、小日向星一、黒崎レイナ、岡田義徳らも出演する。