第33回日刊スポーツ映画大賞で、石原裕次郎賞に選ばれた「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)に声優として出演した下野紘(40)が29日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時~同3時30分)に生出演した。

下野は大ヒットとなった映画に参加したこと、日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の栄冠を手にしたことを素直に喜んだ。

下野は我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)役で同映画に声優として出演。この日の番組のコーナー「大竹の言いたい放題」の年末映画特集に登場した。

石原裕次郎賞を受賞したことに「ありがとうございます」と喜んだ。2020年の映画の大ヒットに「予想外すぎて自分では把握できない1年でした。声優としての幅も広がった年です。何でこんなことになったのか、何で今日、ゴールデンラジオに呼ばれているのかもわからない」と驚きの1年を振り返った。

我妻善逸の声を担当したことについては「うるさいキャラクターとしての出演だったので、最初は大丈夫かなと思ってドキドキしていましたが、まさか『かわいい』という声までいただけるとは思わなかった」と語った。

番組には武田砂鉄氏も出演。「2020年はみんなが大変な年でしたが、人とのコミュニケーションが疑い深くなっている中で、『鬼滅の刃』を見ていると、信じ抜く、純粋に真っすぐに進んでいく姿勢に素直に心を打たれた」と評論。下野は「人の背中を押してくれて、励ます作品になったのが人気の背景かなと思います」と話した。映画を劇場で見たというタレントはるな愛(48)も「これは恋しちゃう映画。私が映画館に行ったときは子ども連れより大人の女性が多かった」と話した上で「好きなキャラなんです。サインしてくれます」と下野に迫った。

映画は10月16日の公開初日以来、12月27日までの73日で興行収入(興収)324億7889万5850円を記録し日本の歴代興収の新記録を樹立した。