「5万回斬られた男」の異名を持つ俳優の福本清三(ふくもと・せいぞう)さん(本名・橋本清三=はしもと・せいぞう)が1日午後5時26分、肺がんのため京都市内の自宅で亡くなったことが4日、分かった。77歳だった。同日、所属の東映京都俳優部が発表した。葬儀は故人の遺志により、親族のみの家族葬で執り行ったという。

新人の頃から、福本さんと親交があった寺島進(57)が、東映を通じて追悼のコメントを発表した。

「『日本一の斬られ役』と言われてましたが、人として男として『日本一、魅力的な役者さん』です。尊敬致します。福本清三さんの勇姿は一生忘れません。心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌」