女優上野樹里(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)の第11話が25日、放送される。

19年7月期ドラマの第2弾。87年4月スタートのフジテレビ系のドラマ枠「月9」では初の2クール放送。昨年7月開始の予定が、新型コロナウイルス禍で同11月開始となった。

万木朝顔(上野)は神奈川県にある興雲大に勤める法医学者。横浜・野毛山署のベテラン刑事だった父・平(時任三郎)は健在だが、2011年(平23)3月11日に東北の海沿いにある仙ノ浦の実家に帰省中に、東日本大震災に巻き込まれた母の里子(石田ひかり)の遺体は見つかっていなかった。そして、平は仕事を辞して、里子の遺体を探すために仙ノ浦へと移り住む。

朝顔は平の元部下だった神奈川県警捜査一課の刑事・桑原真也(風間俊介)と結婚して、5歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)に恵まれていた。だが、事件に巻きこまれた桑原は、長野県警に異動させられて交番勤務を命じられていた。

第11話では、興雲大法医学教室で、仕事に追われている朝顔たち。そこに、パンの訪問販売をしている愛菜(矢作穂香)がやってくる。検査技師の高橋涼介(中尾明慶)は、愛菜と来週、食事に行く約束をしていた。

朝顔は、薬物の過剰摂取により中毒死した若い男性の遺体を解剖する。血液からは覚醒剤の成分が検出されたが、不純物が多いことからかなり粗悪な薬物を使用していたものと思われた。別の大学でも似たようなケースの解剖結果があったことから、朝顔は、解剖する遺体は可能な限り薬物検査をしようと高橋に伝える。

その夜、朝顔のもとに、入院中の祖父・浩之(柄本明)から連絡が入る。転院することになった浩之は、以前、朝顔に手渡した、里子のものかもしれない歯の検査結果を知りたがっていた。朝顔は、桑原に電話して事情を伝え、つぐみを連れて浩之に会いに行くことにする。

あくる日、朝顔とつぐみは、駅まで車で迎えにきた平とともに浩之が転院した病院へと向かう。だが平は、なぜか以前浩之が入院していた病院に向かってしまった上、面会の予約日も間違えていた。病院側に調整してもらい、浩之に会うことができた朝顔は、歯を調べていないことを伝える。

一方、桑原は、近くのトンネルで不気味な音がするとの通報を受け、巡回に行く。その場所では、しばらく前からお化けがでるといううわさがあった。