KHB東日本放送(本社・仙台市青葉区)は5日、新社屋(同市太白区あすと長町1丁目)完成の竣工(しゅんこう)式を行った。

19年11月から工事を始めた新社屋は地上4階、塔屋1階、延床面積は約8500平方メートル、ひねった鉄塔と突き出したガラス張りの階段が特徴的なデザイン。鉄塔は反時計方向に回転する「上昇気流」をイメージし、階段は2~4階の執務ゾーンを貫くように計画され、内部から広場や周辺のにぎわいを感じることができる空間とした。

佐藤吉雄代表取締役社長は直会(なおらい)で出席者を前に「120点の社屋が完成しました。コロナ禍で先が見通せない中で、新社屋が道しるべであり希望の灯です。地元長町、仙台市民、宮城県民の灯となるような放送局になりたいと思っています」とあいさつした。放送などの運用開始は10月1日を予定する。