お笑いコンビ、ミキの亜生(32)、霜降り明星の粗品(28)らが19日、都内で、映画「半径1メートルの君 上を向いて歩こう」(26日公開)の完成記念会見に出席した。

同作は、約10分間×8組のオムニバス映画。「エンタメは不要不急ではない、必要至急で作るのだ」というコンセプトのもと、24人の俳優、吉本タレント、クリエーターが協力して作り上げている。

2人が関わったのは「同度のカノン」。病院に入院する海宝直人(32)と、見舞いに来る友人役の亜生の何げない会話劇。

脚本・監督を初めて務めた粗品は「映画のスタジオって都心から離れているんですね。外でバイクの音が流れたら『1回止めます』ってなるんですけど、2分に1回くらい電車が通るんですよ。何であんなところにスタジオ造ったんですか」と洗礼を浴びた様子。

出演した亜生について「(役作りで)坊主にして欲しかった。全然してくれなかった」と不満をこぼした。

これには亜生も「こんな粗品監督の10分の映画でしないでしょ」とやり返した。

粗品は積極的に演技指導もしたといい「(現在、亜生が出演中のTBS系ドラマ)『ボス恋』にも生かされているな。亜生を通じて間宮(祥太朗)くんまでうまくなっている。ユースケ・サンタマリアさん、菜々緒さんとかすごいメンツに僕の息がかかっている」と言いたい放題。

亜生は「キュンキュンするドラマなんですけど、こんな男が毎回見て、ドラマみながらラインしてくるんですよ」と明かした。

また撮影中のエピソードとして亜生が「監督が一番邪魔していた。ぼくと海宝さんが結構しゃべるところがあったんですよ。かけあいの。それがうまいこといったのに、監督が『あ、あ、あ』って興奮した声でダメになりました」と暴露。さらに「こいつのセリフが回りくどくてね。最低の映画でしたよ!」と言い放った。

粗品は「ほんまは(亜生ではなく)かねちー(EXITの兼近)やった。かねちーなら坊主にしてくれた。僕の脚本と海宝さんの演技だけみてくだい」と笑いを交えて呼び掛けた。