東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ紙7社の映画担当記者で構成)が主催する第63回ブルーリボン賞が、23日までに決まった。

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奥平大兼(17)は初演技の「MOTHER マザー」で新人賞を受賞し「こんな光栄な賞を僕がもらっていいのかな。とにかくうれしいです」と喜んだ。

緊張と不安で入った現場で引っ張ってくれたのが母親役の長澤だった。「間近で演技を見た最初の方。『芸能界のお母さんだと思っています』と言いました」。全国大会で優勝した空手で培った集中力も生かし、今後は「自分の得意なことを探していきたい」と語った。

◆ブルーリボン賞 1950年(昭25)創設。「青空のもとで取材した記者が選出する賞」が名前の由来。当初は一般紙が主催していたが61年に脱退し、67~74年の中断を経て、東京映画記者会主催で75年に再開。ペンが記者の象徴であることから、副賞はモンブランの万年筆。主演男、女優賞受賞者が、翌年の授賞式で司会を務めるのが恒例。

※第63回ブルーリボン賞授賞式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催を見送ります。