お笑いコンビ、和牛が3日、初エッセー「和牛の一歩ずつ、一歩ずつ」(KADOKAWA)のオンライントークイベントを行った。

雑誌「ダ・ヴィンチ」の人気連載の書籍化。劇場への愛着を明かす水田信二(40)、故郷の祭りを愚痴りつつ愛する川西賢志郎(37)など、アラフォーの面白く切ないつぶやきが満載となっている。

2人のコンビ結成のきっかけとなった同期のバイク川崎バイク(41)が司会を務めた。

毎月の連載で2人交互に書く形だったが、それぞれ互いの書いた回はほとんど読んでいないという。水田は「1回目だけは読んだかな。恥ずかしい。本になったからこれから読むんちゃう。なんか気恥ずかしい」と明かした。

川西も「テーマが被ってもええんちゃう。全然違うこと書くやんか」と相方を意識せずに自由に書いたという。

オススメポイントを問われ、川西は「(この本のための)書き下ろしは、普段(の連載)よりも多めに書いたりしたからそれは読んで欲しい。テーマもテーマだし」と話した。

川西はスマートフォンのメモアプリで書いてメールで担当編集者に送るスタイルだったという。「ある程度文字数あるから、膨らまして書いて、編集にめちゃくちゃ時間かかる時ある」。水田から文字数の数え方を問われると川西は「スクロール数」と即答。水田は「一緒や。俺と一緒」と同調した。

川崎から「文字数カウントできるアプリあるよ」と指摘されると2人は川西は「ないよ」。水田も「ないよ。未来の話すんな」と強がった。連載の文字制限はだいたい「3スクロール半」が相場だったことが2人の話で一致した。

売りたい部数について水田は「最低200万部」と強気発言で笑わせつつ「他のお仕事ではなかなか発しないこともたくさん書いていますし、つぶやき的なことから、メッセージ性のあることまで、本当に思ったことを書かせてもらっているので、ぜひとも買って読んで下さい」と呼び掛けた。

2人はこの日、出番前にスターバックスに別々に食事を買いに行ったが「サーモンアボカドサラダラップ」「ソイラテ」と食べ物と飲み物が両方被ったという。川西は「ようあんねん」と照れたが、文章の書く手法、文字量の数え方も含めて息ぴったりだった。