テレビ朝日系連続ドラマ「24JAPAN」(金曜午後11時15分)が第21話を迎えます。女性首相誕生に期待が高まる総選挙当日に発生する緊急事態に立ち向かうテロ対策ユニット班の活躍を描きます。第21話のあらすじを紹介します。

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CTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長・獅堂現馬(唐沢寿明)は特殊犯罪人の監禁施設に移送されてきたテロ組織の総元締、ビクター林(竜雷太)とついに対峙(たいじ)する。その直後、総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)の暗殺計画と並行し、父であるビクターを脱走させる計画を練ってきた長男のアンドレ林(村上淳)が施設の変電所を爆破した。

ビクターとともに暗闇で身動きが取れなくなった現馬は、CTU東京本部の第1支部長・鬼束元司(佐野史郎)に連絡し、応援を要請。鬼束はためらいながらも、本部長の中曽根尚道(相島一之)の決裁を仰ぐ前に、応援部隊を手配する。

その頃、世の中では総選挙の開票がスタート。出口調査では民生党が圧勝だと知り、党首の麗はホッと胸をなでおろす。だが現馬には一息つく暇もなかった。応援部隊の到着を待つ間に、アンドレがテロ集団の手下たちを従え、目の前になだれ込んできたのだ。しかも念願の父子再会を果たして勢いづいたアンドレとビクターは、力ずくで打ちのめした現馬を人質に取り、CTUとの取引を開始。かつて現馬がテロリストを排除するため実行した夜のとばり作戦で、妻と娘を永遠に失うという苦汁を飲まされたビクターは、現馬に「今度はその苦しみをお前が味わうことになる」と言い放つ。

望みはゼロに等しいと言わざるを得ない状況下で、心身ともに追い込まれていく現馬。一方、独断で応援部隊を手配した鬼束にも、現馬の妻六花(木村多江)と娘美有(桜田ひより)にも、それぞれ明るい未来を無残に絶ち切るような危機的状況が迫る。そんな中、A班の暗号解析係長・南条巧(池内博之)は、CTU内のある人物に疑惑の目を向け始めていた。