TBS系連続ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(火曜午後10時)が3月16日にいよいよ最終話を迎える。関東地区の世帯視聴率は、全話で10%を超え、第8話11・8%、第9話12・0%と尻上がりに調子を上げている。(ビデオリサーチ調べ)

同作はファッション雑誌編集部が舞台。上白石萌音演じる安定志向の平凡な新入社員・奈未が、菜々緒演じるストイックな女性鬼上司に立ち向かいながら、Kis-My-Ft2玉森裕太演じるイケメン御曹司との前途多難な恋にも挑む。仕事もプライベートも成長していくストーリーだ。

物語が進むにつれて、この3人に並ぶ人気キャラクターになっているのが間宮祥太朗演じる中沢凉太だ。ツイッターのトレンドでは毎話のように「中沢先輩」「中沢さん」「ドS先輩」「間宮くん」「間宮祥太朗」といった間宮に関連するワードが上位にランクインしている。

間宮の役どころは上白石の先輩であり、菜々緒の部下。上白石をめぐって玉森と恋敵になるような立ち位置。最初は、上白石に少し強く当たるような少しぶっきらぼうな態度を示していたが、次第に上白石の仕事への姿勢を認め、恋心を抱いていく心優しい先輩だ。

作中で上白石に放つセリフも注目が集まる。「ばかにするような仕事にこそ、仕事の本質があるんだよ」「考え方なんて人それぞれなんだから、答えなんか出るわけないだろ。いろんな考え方があっていろんなスタイルがあって総じて仕事。でいいんじゃねえの」。

第9話で「夢か夢じゃないかで悩むんじゃなくて夢にしてから悩め」というセリフのあとには、上白石が思わず「中沢さん良いこといい過ぎです。日めくりカレンダー作って下さい」と言うほど。SNS上でも「中沢さんすてき」「中沢先輩とくっついて」といった声も聞かれるほどの人気キャラクターになっている。

「逃げるは恥だが役に立つ」「恋はつづくよどこまでも」「私の家政夫ナギサさん」「この恋あたためますか」など「キュン」系人気ドラマが多い同局の火曜ドラマ枠に間宮は初出演という。

ドラマの制作発表会見では「火曜10時の枠に自分が出るとは思っていなかったので、火曜10時のファンの皆さん、どうぞお手柔らかにお願いします」と控えめに呼び掛けていた。そんな言葉を忘れてしまうような存在感を発揮している。