V6がデビュー26周年を迎える今年11月1日をもって解散することを発表して一夜明けた13日、リーダー坂本昌行(49)が福岡・久留米シティプラザで上演された主演舞台「Oslo(オスロ)」に出演し、カーテンコールでファンにあらためて思いを伝えた。TOKIOのリーダー城島茂(50)もこの日、MCを務めるテレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」(土曜午前6時)でV6解散に触れた。

  ◇   ◇   ◇

上演を終えると、観客の拍手が鳴りやまなかった。カーテンコールが1回、2回、3回とあっても、まだやまない。異例の4回目のカーテンコールで、坂本が「皆さんのお言葉に甘えて、というか…」と切り出した。「本来は、こういう場でお話しすることではないんですが、昨日V6の解散ということをお伝えさせていただきました」とあらためて報告した。

「あらためて25周年を迎えるにあたって、僕らというものを見つめ直した時に、いろいろな話をしていく中で、森田(剛)から『チャレンジをしたい』という話があって、初めて聞いたので、ちょっとビックリはしたのですが、僕らは人生の半分以上一緒にいる仲間で、その仲間の提案を他の5人は止めることはできません。僕たちができるのは彼を応援するだけでした」

19年春ごろから、6人で話し合いを進めていた。「みんなが笑顔で『そうだね』と言って」解散が決まったという。森田剛(42)は「ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という意向を持ち、解散とともに退所。坂本、長野博(48)井ノ原快彦(44)三宅健(41)岡田准一(40)の5人は事務所に残り、それぞれソロで活動する。

客席には、感情があらわになったファンもいた。坂本は「皆さんにとっては、非常につらくて悲しいお知らせではあったと思いますが、第2章のスタートとして、僕たちはこのエンターテインメントの世界に居続けますので、今後とも変わりない声援をお願いいたします。皆様また健康でお会いできる日を楽しみにしております」と呼び掛け、再び大きな拍手を浴びた。