5人組ビジュアル系バンド、ジャックケイパーのYG(やじ)こと矢島秀平氏(36)が「NHK受信料を支払わない方法を教える党(NHK党)」から次期衆院選広島3区に立候補することが15日、分かった。

同党の立花孝志党首(53)が発表した。

同区は公職選挙法違反で公判中の河井克行元法相(58)の地盤。すでに公明党の斉藤鉄夫副代表(69)や立憲民主党のライアン真由美氏(57)が立候補を表明している。

NHK党は当初、党広報室長の“ゆづか姫”こと新藤加菜氏(27)を公認していたが、離職に伴って後任候補を探していた。

YGは、メンバーの李九(りく)とともに先月27日、議員会館に立花党首を尋ね公認を直談判した。

立花党首からは「選挙に関心のない若者を巻き込むことが大切。バンドをしながらでも、議員はできる。楽曲を作って政治に対する思いをぶつけたらいい」とアドバイスを送られていた。

ジャックケイパーは昨年、メンバー全員が新型コロナウイルスに感染したことで注目を浴びてしまった。矢島氏は落ち武者風の髪形がトレードマークで、ユーチューブの公式チャンネルで「政治家になって、世の中をもっと明るくしたい」と訴えていた。

19日に記者会見を開く予定だ。