NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の19日に放送された第75話の平均視聴率が17・5%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、警察署の接見室を訪れた千代は、身内がいないと言い張るテルヲ(トータス松本)と面会を果たす。千代はテルヲに対して、自分はこれまでテルヲと関係なく生きてきた。テルヲをずっと恨み続ける、と言い放つ。それに対して、テルヲは過去の数々の非道をわび、誠心誠意頭を下げて必死に謝罪する。千代はその言葉を背中に受けるも、自分がどうしたいのか、心と頭が追いつかない。すると、千代は懐から母の写真を取り出す。テルヲは泣いてわびる。その姿を見た千代は「あんたはうちのお父ちゃんや。しぶといのが取り柄。もう1度、お父ちゃんと呼ばせてほしい」という。テルヲは「病気を治して芝居を見に行く」と答える。

その晩、テルヲは息を引き取る。千代と一平(成田凌)の家には大勢の人が弔問に訪れる。テルヲは「千代をよろしく頼みます」と何度も頭を下げていたのだった。