ボクシングを題材にした映画「BLUE ブルー」(4月9日公開)のトークイベントが30日、都内で行われた。

メインキャストの東出昌大(33)は「体作りだけでなく、ハードな精神面をいろいろ考えた」という。ボクシング経験のある吉田恵輔監督(45)だけに、東出は「パンチドランカーになっていくところとか、ボクシング界あるあるが随所にあります」とリアルな撮影を振り返った。

吉田監督は「(主演の)松山ケンイチさんが180センチ。その相手として考えていったら189センチの東出さんがいた。現実のボクシング界にはない、高身長ボクサーの組み合わせになっちゃった」と笑わせた。

東出は「練習を重ね、ボクサーの友人が増える中でみなさん優しい人なのでありがたかった。実はボクサーにはヤンキー的な怖い人というイメージがあったのですが、すっかり覆されました」と明かした。

監督は「東出さんのように短い期間でうまくなったボクサーは見たことがない」とボクサーとしての才能もたたえた。