NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の1日に放送された第84話の平均視聴率が16・5%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、劇団の百久利までもが招集され、出征していく。意気消沈しかけるも、気丈にふるまい、芝居を続けようと引っ張る千代。その矢先、座長の一平が鶴亀家庭劇の解散を宣言する。戦況悪化で採算がとれない鶴亀株式会社の大山社長の経営判断でもあった。納得できないながらも、それぞれに事情を抱える劇団員たちは、渋々のみ込んでいく。

しかし千代は、また1つ大切なものを失う現実を受け入れられない。「1人でも芝居を続ける」と話す千代に、一平は「勝手にしろ」という。