95歳で亡くなった脚本家橋田寿賀子さんについて、TBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」などに出演した前田吟(77)は5日、日刊スポーツの取材に「7月に『渡る世間は鬼ばかり』を撮ると聞いていたのでお元気と思っていました。びっくりしています」と話した。

前田が関係者から聞いたところによると、「渡鬼」の新作台本はほぼ書き終えていたという。

76年のNHK銀河テレビ小説「となりの芝生」に主人公の夫を演じた時からの付き合いで、大河ドラマ「おんな太閤記」「春日局」などの作品に出演した。

前田は「男っぽくてサバサバしたところがありました。すごく正義感が強くて、モダンな考え方を持っていらっしゃいました。女闘士という感じで、政治家になってほしいと思ったくらいです」と話した。

山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズでも知られる前田は「映画界では山田監督が師匠ですし、テレビ界では橋田先生のおかげで今があると思っています」と感謝した。

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