シンガー・ソングライター大森靖子(33)が率いるアイドルグループ「ZOC(ゾック)」が11日、公式ファンブック「ZOC BIBLE」(KADOKAWA)発売記念イベントをオンラインで行った。

グループ名には「孤立しない、崇高な孤独が共生する場所」という意味が込められており、藍染カレン(23)西井万理那(23)巫まろ(26)、雅雀り子(25)大森の5人で構成される。“いま、最も信仰したいガチの問題児アイドル集団”の異名を持ち、若年層を中心に熱狂的な人気を誇る。

大森は「ZOCの第1期というか、今までの第1幕の終了というところを見つめる聖書、バイブルのような本になればいいなと思いました」と説明。「見た目だけじゃない美しさ、自分の大切にしているもので光るというのをそれぞれが大切にしている。それがそれぞれ写真に写っている」とアピールした。

藍染は同作を見た熊本時代の教師から連絡をもらったといい「いろんな所にZOCが点在しているんだなって感じました」。西井も「昨日入ったカフェに置いてあってうれしかった」と喜んだ。

撮影でビールを飲んだという巫は「撮影でビールを飲めるアイドルなかなかいない。ZOCに入って良かった」と笑顔を見せた。

雅雀は同作のインタビュー中で、グループに入った経緯について赤裸々に語っているという。「エンタメにはびこった偽物の芸術にイラついていたので、尊敬しているメンバーと共に『エンタメの中に芸術の爆弾をバーンとぶち込むぞ』という活動ができるZOCに入って良かった。そのためにいろいろ頑張ってきた。見えない景色が見えるZOCに入って感謝しています」。

今後の活動について大森は「全員が主役で、全員がプリンセス、全員がかっこいいぞっていうところをみせることで、全ての女の子がかっこよく生きるっていうところにつながっていければ。みんな個性を生かして活動していければなって思います!」と意気込んだ。

ファンブックは、2月をもってグループを卒業した香椎かてぃを含め、6人そろっての集大成として作られた。フォトストーリー、インタビュー、ライブ写真、舞台裏のオフショットなどが満載で、これまでZOCの歩んだ光と影にフォーカスした一冊となっている。