TOKIOが21日、都内で行われた「うどんで日本を元気にプロジェクト」合同記者会見に出席した。

今月1日からジャニーズ事務所の子会社である新会社「株式会社TOKIO」として新たにスタートを切って以来、メンバー3人が公の場に初めて登場した。

リーダー城島茂は「株式会社TOKIOとしても、新しい1歩を踏み出せたという感じがしました」と感謝した。

「株式会社TOKIO」の社長を務める城島と、副社長の国分太一、副社長の松岡昌宏が順に登壇した。プロジェクトの調印式では、城島が書面に署名する様子を、松岡と国分が興味深そうにのぞきこんでいた。「株式会社TOKIO」が、うどんチェーン店を展開する株式会社丸亀製麺と、共創型パートナーシップを締結した。

丸亀製麺を傘下にする株式会社トリドールホールディングスの粟田貴也代表取締役社長からは、「TOKIOの皆さんは本当に、物作りに対してのこだわりが本当にすごい。名刺交換をさせていただいた時にすごく驚いたのが、分厚いかまぼこの板のようなお名刺をいただいたんです。非常に感動した」と明かされた。

丸亀製麺の印象を聞かれた城島は「やはり47都道府県、全国展開されていて、それぞれの町、それぞれの人に愛されている印象があります。お店で粉から製麺しているというのは本当にすごいなと思っています」と答え、「物作りに対するこだわりも感じますし、今回一緒に何ができるかワクワクしながらこの場にいます」と話した。

さらに「大変な状況の中で、株式会社TOKIOとしても何かできないかと思っておりまして。これまで培ってきたアイデアとかを、一生懸命ぶつかりながらディスカッションして、すばらしい何かができないかと思っています」と願った。「丸亀製麺さんと一緒に、日本中を元気に出来るお手伝いが出来ればと思っています」と述べた。

国分は「タレントとしてこういう場所に立つことはあるんですけど、会社の副社長としては初めて。隣にはいつもリーダーと呼んでいる人が、社長として、いて…」と城島を見て、「リーダーの時は(コメントを)かんでいたんですけど、社長になると、かまないということで。付いていって、いいですか?」と尋ね、笑いを誘った。城島は照れて、急に水を飲みだしていた。

さらに国分は「何よりも感謝したいことは、株式会社TOKIOを丸亀製麺さんが楽しんでくださっていることでした。タレントとして26年培ってきたので、思いを重ねて、アイデアをぶつけていこうと思います」と意気込んだ。

松岡も「とても身近にある、誰もが知っている丸亀製麺さんからお話いただいたことにびっくりしました」と感謝した。「何より、うちの城島がこんなに滑らかにしゃべれるんだというのが、感無量で。マネジャーに(映像の)完パケをもらいたいと思います」と笑わせた。

その後はメンバーそれぞれが、プロジェクトのアイデアを発表。城島は「キッチンカー全国行脚」、国分は「うどん食育」、松岡は「トッピング開発」と紹介した。国分のアイデアに対する感想を司会者から聞かれると、城島は「いやー、ぴったりじゃないですか…?」とたじたじで回答。松岡は「アドリブはきかない。そういうのは僕らがやりますから」とフォローし、国分は「(城島は)この後もいろいろ言うことあるので、いっぱいいっぱいなんじゃないかな」と言って、笑いを誘っていた。

ラストは城島が「株式会社TOKIOとしても、新しい1歩を踏み出せたという感じがしました」とあいさつ。国分は「会社ごっこではなく、本当に会社になったんだなって思っていただけるように必死で頑張ります」と誓っていた。

TOKIOは94年にデビュー。20周年を迎えた前後の数年前から、節目ごとにメンバー間で今後の方向性について話し合った。19年夏、長瀬智也の脱退・退所の方向性が固まり、昨年7月に発表。残る3人はジャニーズ事務所初の“のれん分け”となる新会社を設立した。