NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の28日に放送された第103話の平均視聴率が17・7%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、春子を寝かしつけた栗子(宮澤エマ)は、千代に娘のことなどを話した。すると千代は「あの子の面倒を見ることはできまへん」と改めて断った。しかし、栗子は行くところはあらへんのやろと、一緒に暮らすように促し、3人で暮らすようになった。

そんなある日、千代の引退を知った当郎(塚地武雅)と長澤(生瀬勝久)は、NHKに姿を現さなかった。当郎は千代のいる京都の栗子の家に押しかけていた。当郎はいきなり千代に「夫婦になって下さい」とお願い。間をあけて「ホンマやあらへんで、ラジオドラマでの話やがな」と話す当郎。千代は「もう2度と芝居はせえへんと決めたんだす」と冷たくあしらい帰そうとするが、当郎はお構いなしに次々に話題を変えていき千代は完全にペースを狂わされた。春子も千代と当郎のそのやりとりを楽しそうに見つめていた。当郎との会話で次第と笑顔になっていく千代は、図らずも自分も元気をもらっていることに気がつくのだった。そして、そのやりとりを長澤も家の外で聞いていた。