NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の10日に放送された第111話の平均視聴率が17・5%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、千代(杉咲花)は春子(毎田暖乃)を養子にむかえ一緒に暮らした。一平(成田凌)と離縁してから2年の月日が流れたある日、千代の家に熊田(西川忠志)が訪ねて来た。鶴亀を退社する熊田は、最後の仕事として千代に1日だけ鶴亀新喜劇の舞台に立ってほしいと頭を下げお願いした。そして帰り際にスランプから脱した一平が書いた新作「初代桂春団治」の台本を手渡した。その新作の公演は連日の大入りで人気を呼んでいた。一平は東京公演も迫り、新聞やラジオのインタビューも増えていった。放送局で本読みする千代、局内の別場所では一平のインタビューが行われていた。鉢合わせを回避したい放送局の職員。そんな時、ラジオから離婚以来聞いていなかった一平の声が千代の耳に届いた。