女性とのラブホテル密会が週刊誌に報じられ、活動自粛を発表した映画コメンテーター有村昆(44)がパーソナリティーを務めていたTBSラジオ「地方創生プログラムONE-J」(日曜午前8時)が16日、放送された。パーソナリティーを務める本仮屋ユイカ(33)が、有村から寄せられた謝罪の手紙を代読した。

本仮屋は「リスナーの皆さんにお伝えしなくてはいけないことがあります」と切り出し、有村は、記事に対して「事実」と認めた上で「誠に申し訳ございません」と謝罪。時折涙声になった。

以下有村の手紙全文

「番組をお聞きの皆様、及び番組関係者の皆様へ。このたびは身勝手で不見識な行動で大変お騒がせし、誠に申し訳ございません。先日発売の一部週刊誌で報じられてる内容については事実でございます。記事をご覧になりました方には大変不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございません。ONE-Jを聞いて応援してくださっている皆様、番組関係者やスポンサーの皆様、そして、一緒に番組をさせていただいております本仮屋ユイカさん。皆様の気持ちを裏切り、がっかりさせてしまいました。本当に申し訳ございません。自身の最低な思考、行動でリスナー及び番組関係者に多大なるご迷惑をおかけ致しましたこと今更ながらですが反省しております。またコロナ禍の中、過去に感染経験があるものとして、十分に注意する立場でありながら今回の勝手な行動は非難されて当然だと思います。今回、事務所に申し出をして相談した結果、すべての活動を自粛させていただくことになりました。番組が始まったばかりというのに、勝手な申し出を致しましたことを改めて申し訳ございませんでした。 有村昆」

手紙を読み上げた本仮屋は「これをもちまして有村さんはこの番組を降板することになりました」と伝え「皆さんお聞きくださいましてありがとうございました」と話した。本仮屋はこの件を受け「正直すごく驚いていて、まだ戸惑っています」と心境を明かし「でも、私自身は人はいろんな顔を持ち合わせているのではないかと考えていて、私自身もいろんな顔がありますし、私は私が知ってるありこんさんの顔、ラジオが大好きで、私に対して誠実にラジオのことを教えてくださったその顔とか、お言葉とかを大事に、今日も大事にこの放送をお届けしたいと思っております」と力強く話した。

そしてリスナーへ「今回のことで皆さんから心配やお気遣いや励ましのメッセージいただきました。本当に本当に心強かったです」と感謝を述べた。

番組は、経産省が後援しており、地方創生をテーマとした情報ワイド番組で、今年4月にスタートしている。

有村の活動自粛が発表された14日、同局は日刊スポーツの取材に対し「昨日、報道を受けて、所属事務所から活動自粛の申し入れがあり、関係各所と話し合いをして降板という形になりました」と説明。代役については「決まっておりません」とした。番組スタートから約1カ月でのパーソナリティー降板については「残念としかいいようがありません」とコメントしている。