15日に急性腎不全のため亡くなった作詞家の伊藤アキラ(いとう・あきら)さん(本名伊藤晧=いとう・あきら)と「日立の樹」などのCMソングでタッグを組んだ作曲家・小林亜星氏が22日、報道各社に追悼コメントを出した。

「この木なんの木」など親しみやすいフレーズのCMソングや歌謡曲、アニメソングを数多く手がけた伊藤さんについて「突然の訃報にただ驚いております。彼とは様々なコマーシャルソングでご一緒させて頂きました。『日立の樹』など、数えればキリがありません」と率直に思いをつづった。

伊藤さんとの関係性について「プライベートではお酒も呑まず、大変真面目な方でしたので、私のような飲兵衛とはほとんど接点はなかったのですが、仕事ではいつも彼の歌詞が回ってくると、スムーズにメロディをつけれるという、気が合うのか合わないのか、そんな不思議な関係でした」と振り返った。

「2014年に北海道・六花亭製菓のコマーシャルソング『花咲く六花亭』で共作したのが最後の作品となりました」と思い返し「『はな(花)、はな、はな~』と歌詞のほとんどが『はな』しか言っておらず、最初にそれを見た時はすごくビックリしましたがそれもこれも良い思い出です」。

「お疲れ様でした。謹んでご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。