女子高生スクールアイドルたちの奮闘を描いたメディアミックス作品「ラブライブ!」シリーズの最新作「ラブライブ!スーパースター!!」の制作サイドは、同作中に登場する建物のデザインをめぐり、外観の参考とした実在の飲食店に謝罪し、当該建物のデザインを変更するとした。

同作プロジェクトは2日、公式サイトに謝罪文を掲載。「『ラブライブ!スーパースター!!』は、東京都の表参道・原宿・青山エリアを舞台として制作しております。この度、作中に登場する喫茶店の外観の参考とさせていただいたカフェ香咲様につきまして、当方からの事前の説明や配慮の不足から、十分なご理解を得ないまま制作を進行してしまったことにより、ご不安を与えることとなってしまい、その結果として多くの方にご迷惑をおかけしてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。カフェ香咲様、近隣住民の方をはじめとする関係者の皆さま、また『ラブライブ!スーパースター!!』を応援いただいている皆さまには、ご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」とした。

作中に登場する当該建物のデザインは変更するとのこと。また、ネット上では「カフェ香咲」を誹謗(ひぼう)中傷する書き込みなどが投稿されているとし、「こうした行為は、店舗の評価を不当に損ない、個人の尊厳を深く傷つけるもので、刑事罰の対象となり得る行為ですので、おやめくださいますようお願い申し上げます」と呼びかけた。

さらに、同店舗を訪れる一部ファンに向け、「訪問される際は、現地の施設、店舗、また近隣住民の皆さまのご迷惑とならないよう、通行の妨げになる立ち止まり、座り込み等については、ご遠慮いただきますようお願いいたします。私有地への立ち入りや、施設・店舗・住宅・住民の方々などを無断で撮影することは、トラブルとなる可能性があります。皆さまのご理解・ご協力をお願い申し上げます」とした。