歌手で俳優の中村雅俊(70)が、デビュー48年目で初めてフルオーケストラと共演する全国4都市ツアー「ビルボード・クラシックス 中村雅俊 Symponic Live 2021 ~Before DAWN~」に挑むことが10日、発表された。

8月28日の西宮・兵庫県立芸術文化センター、9月3日の名古屋・愛知県芸術劇場、同26日の熊本・熊本城ホール、同30日の東京・Bunkamura オーチャードホールで「ふれあい」「恋人も濡れる街角」など、自身のヒット曲を壮大なオーケストラの演奏をバックに熱唱する。

西宮、名古屋は大阪交響楽団、熊本は九州交響楽団、東京は新日本フィルハーモニー交響楽団が演奏。指揮は円光寺雅彦(66)、サポートは40年にわたり中村のコンサートのミュージックプロデューサーを務める大塚修司(65)。

中村は文学座研究生だった慶大在学中にオーディションを受け、1974年(昭49)4月に卒業と同時に日本テレビ系「われら青春!」の主演に抜てき。同7月に挿入歌の「ふれあい」で歌手デビューして120万枚超のミリオンヒットとなり“歌う青春スター”の名を確立した。82年9月には桑田佳祐(65)が作詞・作曲した「恋人も濡れる街角」をリリース。翌83年に火がつき50万枚近いヒットになった。

今年2月に70歳になった中村。昨年はコロナ禍で恒例のコンサートツアーが中止になったが、今年下半期は精力的に音楽活動を行う。7月5、6日にはビルボードライブ横浜、同14、15日はビルボードライブ大阪でも公演を行う。