女優黒島結菜(24)が主演を務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第3弾出演者発表が15日、同局のドラマ公式ツイッターで行われ、原田美枝子(62)の出演が明らかになった。

第3弾となる今週は、料理人を目指す沖縄生まれのヒロイン・比嘉暢子が上京後に出会う「東京や鶴見の人々」を発表。原田は、暢子が東京で働くイタリアンレストランのオーナー・大城房子を演じる。

料理や食文化に関する圧倒的な知識を持ち、独裁的に店を仕切る沖縄移民2世の役どころ。原田は「精神的にも経済的にも自立し、『食』だけでなく、『文化』や『哲学』にも造詣が深い、強くて聡明(そうめい)な房子を魅力的に演じられるようにと、今から楽しみにしています」とコメント。

朝ドラは75年放送の大竹しのぶ主演「水色の時」に出演したが、「(朝ドラは)ほとんど初めてのようなものです。見てくださった方が気持ちよく1日を始められるようなドラマになるといいと思います」と話している。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロイン・暢子と、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作。語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われ、第1弾は「暢子の家族」、第2弾は「沖縄の人々」を発表している。