女優黒島結菜(24)が主演を務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第3弾出演者発表が15日、同局のドラマ公式ツイッターで行われ、佐津川愛美(32)の出演が明らかになった。

第3弾となる今週は、料理人を目指す沖縄生まれのヒロイン・比嘉暢子が上京後に出会う「東京や鶴見の人々」を発表。佐津川は、暢子の兄・賢秀(竜星涼)が放浪中に出会う関東郊外の養豚場の娘・猪野清恵を演じる。ルーズな賢秀とは丁々発止の口げんかを繰り広げるが、養豚を愛し誰よりも勤勉で、家業を継ぐ覚悟を固めている。

佐津川は「好きなもの、大切にしたいもの、とにかくまっすぐな清恵ちゃんを楽しみながら丁寧に演じさせていただければと思います。養豚場や家族にどう向き合うのか今からとても楽しみです」。また「『丁々発止の口げんか』というワードがとても気になっています。パワーを蓄えて備えていこうと思います」と話す。

朝ドラは「梅ちゃん先生」と「スカーレット」に出演。「良きスパイスを与えられるような存在になれたらいいなと思うと同時に、皆さんと良きチームワークを作っていきたいなと思います」と意気込んでいる。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロイン・暢子と、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作。語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われ、第1弾は「暢子の家族」、第2弾は「沖縄の人々」を発表している。

この日は、原田美枝子(62)高嶋政伸(54)の出演も発表された。