4日に長女リリベットちゃんが誕生したヘンリー王子(36)が、確執が伝えられる兄のウィリアム王子に娘の誕生を直接伝えず、妻のキャサリン妃に携帯メールで「兄にも知らせて」とメッセージを送っていたと英ザ・メール・オン・サンデー紙が報じた。昨年3月に王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃夫妻は、今年3月に出演した米CBSテレビのインタビュー番組で王室で人種差別的な発言を受けたことを暴露し、その後もさまざまなメディアで王室批判を繰り返していることで兄弟関係が悪化していると伝えられている。

キャサリン妃は常に兄弟の間の橋渡し役を担い、祖父のフィリップ殿下の葬儀の際にも仲を取り持とうと話しかける姿が目撃されていたが、ヘンリー王子は娘の誕生という喜ばしいニュースでさえ兄と直接連絡を取ろうとはしなかったようだ。「キャサリン妃にだけ連絡を取ったことは、妃が2人の橋渡しをする役目を担っていることをより確かなものにした」と関係者はコメントしており、もはやキャサリン妃を介さないとコミュニケーションが取れないほど関係が破綻していることが伺える。

ウイリアム王子夫妻は連名で、公式インスタグラムに長男アーチー君を抱いた身重のメーガン妃をヘンリー王子が後ろから抱きしめる家族写真と共に「リリーが誕生した幸せなニュースを喜んでいます。ヘンリー、メーガン、アーチー、おめでとう」と祝福のメッセージを投稿していた。夫妻は、すでにリリベットちゃんの誕生を祝うギフトも送っていると伝えられているが、兄弟の仲が修復するのは難しい状態が続いている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)