佐藤健(32)の主演映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(大友啓史監督)と「-The Beginning」が、2部作合わせて興行収入(興収)50億円を突破した。

18日、製作&配給のワーナーブラザース映画が発表した。

「-The Final」は4月23日に封切りも、政府が同25日から3度目の緊急事態宣言を発出すると発表し、封切りから2日で休業要請が出た東京、大阪の映画館が閉まる苦境に陥った。その中、緊急事態宣言の再延長を受けて、今月1日から東京と大阪の映画館への休業要請が緩和されると、4日の「-The Beginning」の公開も追い風となり、17日時点で興収37億5000万円、動員266万人を記録。「-The Final」も同日時点で興収12億7000万円、動員89万人を記録し、2部作合計で興収50億円、動員356万人を突破した。

7日発表の週末の全国興収ランキング(興行通信調べ)では「-The Beginning」が1位、「-The Final」が2位と日本映画史上初めて1、2位を独占した。主演の佐藤が「『るろうに剣心 最終章』は2つで1つ」、大友監督も「コインの裏表のような作品」と語った言葉どおり、新田真剣佑が演じたシリーズ最恐の敵・縁との壮絶な死闘が描かれた「-The Final」と、佐藤が演じた緋村剣心の頬の十字傷の謎が明かされた「-The Beginning」の両作を見ることで「るろうに剣心」シリーズは完結する。そのことが興収、動員を訴求した格好だ。

2部作合わせて興収50億円を突破したことを記念して、キャスト・スタッフのオフショットが18日、解禁された。4日に開催されたグランドフィナーレイベントの舞台裏で撮影されたもので、撮影は『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』から撮影に帯同し、現場でスチールを撮り続けてきた菊池修氏が担当。「最終章」の現場でも計50万枚以上のスチールを撮影し、チーム「るろうに剣心」のメンバーのさまざまな表情を捉え続けてきた同氏が、キャスト、スタッフ陣の自然な表情をフレームに収めた。「-The Final」のオフショットには、佐藤のほか武井咲、青木崇高のおなじみの神谷道場メンバーに加え「-京都大火編」からシリーズに参加した土屋太鳳、シリーズ全作品に出演する江口洋介、そしてシリーズ全作品のメガホンをとった大友啓史監督が、「-The Beginning」のオフショットは和服に装いを変えた佐藤健に加え「-The Beginning」で初出演となった和服姿の有村架純、村上虹郎、北村一輝、そして江口洋介と大友監督が写された。壮大なシリーズを走り抜け、遂に迎えた『最終章』に出演する豪華メンバーが集結し、とびきりの笑顔でシリーズの完走を祝福した貴重なオフショットとなった。