乃木坂46松村沙友理(28)の卒業コンサートが23日、横浜アリーナで開催された。1期生として約10年間、明るいキャラクターと小気味いい関西弁のトークで「さゆりんご」の愛称で親しまれ、グループを盛り上げた功労者だ。グループ全体では1年4カ月ぶりとなった有観客ライブで、笑顔と涙で送り出された。

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松村は、乃木坂46が生んだ“バラエティースター”として羽ばたきそうだ。

11年10月スタートのテレビ東京系冠番組「乃木坂って、どこ?」(現「乃木坂工事中」)で初期から活躍。明るさと知性を感じさせるワードセンスで数々の名言を残し、番組に欠かせない存在だった。乃木坂46の「公式お兄ちゃん」とも呼ばれるMCのバナナマンのことは「おふたりとも天才」と尊敬しており、番組内でも積極的にアピール。百戦錬磨の設楽統(48)日村勇紀(49)と10年間共演を続けた経験は大きい。

乃木坂46には主に女優業で活躍する卒業生が多いが、物おじしないトーク力を持つ松村は、OGとして新たな道を開拓していく可能性もある。「卒業後も適当には生きていきたくない」と話しており、意欲満々だ。「お兄ちゃん」に鍛えられたバラエティー力を武器に、卒業後も突き進む。【取材=横山慧】