5日に放送された女優波留(30)主演のフジテレビの連続ドラマ「ナイト・ドクター」(月曜午後9時)の第3話の視聴率が11・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが6日、分かった。前回の10・6%より1・1ポイント、アップした。初回から13・4%、10・6%だった。

働き方改革を目指す柏桜会グループが「あさひ海浜病院」に“365日24時間、どんな患者も断らない”医療を目指して、夜間勤務専門の救命医チーム「ナイト・ドクター」を立ち上げる。医師の朝倉美月(波瑠)は新たな就職先にナイト・ドクターを選ぶ。指導医の本郷亨(沢村一樹)の下、美月のほかに、深沢新(岸優太)、成瀬暁人(田中圭)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)が集まった。年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちが、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら絆を紡いでいく青春群像医療ドラマ。

第3話で、美月が患者の斎藤篤男(赤ペン瀧川)に襲われた。桜庭は斎藤を突き飛ばすが、刃物で傷つけられる。幸い桜庭は軽症で、斎藤は成瀬、深沢に取り押さえられた。

事件は「あさひ海浜病院」などを束ねる「柏桜会」会長で、桜庭の母親、麗子(真矢ミキ)も知ることに。救命救急センターに現れた麗子は、息子の身を案じて桜庭にイギリス留学を言い渡す。救急医の初歩的な処置も満足に出来ないのでは、その方が良いと合意する本郷に桜庭はショックを隠せない。

美月にそれでも良いのかと促された桜庭は本郷に継続を頼むが、足手まといになるような者は必要ないと突き放される。さらに、主治医、宮本守(東根作寿英)の診察を受けた桜庭は、1週間ほど休みが取れないかと問われる。今休んだら救命から追い出されると桜庭は意気消沈。そんな桜庭に美月は暴漢から救ってくれたことを感謝して救急医療の参考書を渡す。

そんな時、急患が運び込まれ、美月たちの処置もむなしく亡くなってしまった。無保険なので早期治療を受けられなかったのだろうと推測する成瀬。本郷も、医療だけでは救えない命もあると言う。桜庭は患者の生まれながらの恵まれない境遇を思った。そして、桜庭は美月たちになぜ自分が救急医を目指すことにしたのかを話す。

次の日、救命センターに出勤した桜庭は、次週の勤務シフト表から自分の名前が消えていることに気づいた。