新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、20年4月初旬予定の世界公開が同10月、今年4月21日、さらに10月と3度、延期が発表された米映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(キャリー・ジョージ・フクナガ監督)の、日本での公開日が10月1日に決まった。16日、東宝東和が発表した。北米公開より先駆けて上映の予定だという。

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、興行収入約30億円を記録した前作「スペクター」から6年ぶりのシリーズ最新作&25作目。06年の21作目「-カジノ・ロワイヤル」から5作でジェームズ・ボンドを演じてきた、英俳優ダニエル・クレイグ(53)が最後のボンド役を演じる。18年の「ボヘミアン・ラプソディ」で米アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックがシリーズ最凶の悪役を演じ、主題歌には20年のグラミー賞で史上最年少18歳で主要4部門受賞、5冠の快挙を達成したビリー・アイリッシュが起用された。

発表された16日は、日本公開日の77日前で、多くの熱狂的な007ファン、映画ファンが待ち続けた劇場公開に向け、午前8時から公開記念スペシャルサイト「#007 待ちきれない」が立ち上げられた。