清原果耶(19)主演のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8時、土曜は1週間の振り返りを放送)の東京編が、明日19日からスタートする。新章開始を前に、制作統括の吉永証チーフプロデューサー(CP)がオンライン取材会を行い、見どころを語った。

気象予報士試験に合格した永浦百音(清原)は、宮城県から上京。朝岡(西島秀俊)らが所属する気象情報会社「ウェザーエキスパーツ」で働くことを目指す。

自然豊かでのんびりした空気の宮城編から一転、東京編では、初週から百音がニュース番組の手伝いに駆り出されるなど目まぐるしい展開で幕を開ける。今田美桜(24)清水尋也(22)森田望智(24)ら新キャストの登場で画面の雰囲気も変わり、「新しい空気が漂ったらいいなと。職場もプライベートも弾んだ感じを、それぞれ大事にしていただいた」。野心家の神野マリアンナ莉子(今田)、しっかり者の野坂碧(森田)、頼りないが気象の知識にたけた内田衛(清水)と、同僚もキャラクターが立っており「それぞれが明るい方。皆さんの個性を役柄にも生かせたらと考えていた」と話した。

東京編の初週で描かれる、気象報道の裏側のドタバタも見どころ。百音は巻き込まれるような形でニュース番組の気象コーナーに関わることになるが、視聴者も百音の視点で報道の舞台裏を楽しめるだろう。

また、「菅波先生」こと坂口健太郎(30)演じる医師・菅波光太朗も宮城編に引き続き登場する。ドライで無愛想だが、登米の人々との交流で次第に心境が変化。百音に試験勉強を教えるなど人を放っておけない一面もあり、視聴者人気の高いキャラクターとなっている。吉永CPは“菅波人気”について「元々の坂口さんは性格も申し分ない方。その坂口さんが個性的な菅波を演じていて、『この人っていい人なんだろうな』とちょこちょこ見えるのが、視聴者にとってのツボなのかな」と推察する。

菅波は登米と東京を行き来している設定で、東京でも百音との交流は続く。登米では2人の進展しない関係に森林組合一同がヤキモキしていたが、「東京に来た百音にとって昔からの知り合いで、近しく相談できる人。だんだん2人の関係性も進展していく」と展開に期待を持たせた。