脳科学者の茂木健一郎氏(58)が、大相撲の横綱白鵬(36=宮城野)の東京オリンピック(五輪)観戦に日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が苦言を呈したことについて、「偉大な横綱に対するリスペクトや、多様性の尊重がない」と批判した。

茂木氏は3日、ツイッターを更新。芝田山広報部長が五輪の柔道会場に姿を見せたことをSNS上で露呈された白鵬について「ルール破りの常習だよ。大きな問題だよ」と厳しく断じたとの報道記事を貼り付け、「どんな事情で行かれたのかを精査せずに決めつけるのは、単なる差別だと思う」と私見を述べた。

続けて「日本相撲協会は、白鵬関のことに関しては本当にひどい。横綱審議委員会については言うまでもない。偉大な横綱に対するリスペクトや、多様性の尊重がない」と指摘。「出るところに出たら、アウトだと思う」とした。