鳥取県出身のタレント上田まりえ(34)が、3日に東京・両国国技館で行われた東京オリンピック(五輪)ボクシング女子フェザー級決勝で、入江聖奈(20=日体大)が勝って、同県初の金メダリストになったことを喜んだ。

上田は同県境港市出身で、入江の地元・米子市は隣町だ。それだけに「米子東高に3年通いましたし、生活圏。入江選手の母校・米子西高も隣の方で、自転車で近辺を通ったこともあります。すごいなと思いました」と声を躍らせた。

とっとりふるさと大使を14年から務め、鳥取県の情報を収集、発信する中で、入江の存在は知っていたが、試合を見る機会に恵まれず東京五輪を楽しみにしていたという。「あどけなく、かわいらしい入江選手が、戦っている時は、りりしくて格好良い。(試合を見ていて)迫力がありました」と熱っぽく語った。

鳥取県が夏冬通じて五輪で獲得したメダルは、これまで92年バルセロナ大会男子マラソン森下広一の銀メダル1個だけで、沖縄県と並び、これまで出身都道府県別金メダル0だった。入江が鳥取県初の金メダリストとなったことに、上田は「55万人と人口が日本で一番少ない県で、日本を通り越して世界一が誕生したことは誇らしい。地元民として本当にうれしい。コロナ禍で地元に帰ることが、なかなか出来ない状況ですが、米子の町も、みんな喜んでいるでしょうし、どうなっているんだろう?」と喜んだ。

そして、入江に「世界のニュースになる、大きなことを成し遂げられて、県民は本当に喜んでいると思います。みんなの、ありがとうという気持ちが入江選手に伝わったらいいですね」とメッセージを送った。