結成25周年を迎えた、ワハハ本舗のお笑い音楽ユニット、ポカスカジャンが27~29日に、東京・下北沢「シアター711」でライブ「ミュージカル式 ヘルプ!ジョンとポールがやってくる」を上演する。併せて28、29日に同所で新作ライブ「新ネタ100連発」を開催する。このほどメンバーの大久保ノブオ(54)とタマ伸也(52)が日刊スポーツの取材に応じ、25周年記念公演への意気込みを語った。

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コロナ禍の1年

大久保 失われた1年ですよね。最初の頃は、僕は配信でちょっとライブをやったりしましたが。結構、タマの方がライブをやっていて、僕は4カ月くらいライブをやっていなくて。ラジオとかばかりです。

54歳と52歳。大学で1年違いの先輩と後輩

大久保 50代前半でメンバーが1人(中山省吾)抜けて、コロナ禍になって、激動の50代が始まってますね。

タマ そうですね。昔、それこそバンドやっている時とか、ポカスカ始めた時とかは、50歳くらいになったらいろいろ楽になるんだと、漠然と思っていたんですけど、逆ですね(笑い)。

大久保 50代になっても、こういう風に新ネタ作ってやっていないと、やっぱりダメなんだな。こういうところから逃れられない。

新ネタ100連発。

タマ 100個やるかは分からないですけど。

大久保 ただ、僕はコロナ禍になって思ったんです。結成して25年、最初の4年でバイトを辞められて、そんなに売れたわけでもないけれど、まだこの世界でやっていけてるっていうのが、やればお客さんが来てくれる。それはありがたいなと思う。コロナで余計に思いましたけどね。今までは実演バンド、実演にこだわってきた。そこが、まさかできない時代が来るとは思っていなかった。

タマ 25年でコロナも配信も、あとコンプライアンスも、世の中がメチャクチャ厳しくなった。

大久保 変わったね~。

タマ 無邪気だったよね、昔はもっと。

大久保 だから僕らも舞台じゃわりと、テレビじゃできないことをやっている。その内容も行きすぎると、今度は見た人が「こんなことをやっていたよ」って伝わって行っちゃう。

五輪関係では、アーティストが過去の行状を問われた。

大久保 女関係掘られたらアウトだよね(笑い)。昔は浮気って言ってたけど、今は不倫。それじゃ、なんのためにツアーに行くのか分からない。いろいろなお姉ちゃんに会うのが楽しみで、頑張ってたんだから。

タマ 昔はプレーボーイって言われて、ポジティブな感じだったけどね。本当に、全然、変わった。

大久保 一番いいのは、同業者で不倫。お互いばれたくないから(笑い)。

コンプライアンスが厳しくなって、アーティストの活動に制限を加えることになる。

大久保 ポカスカは、まだいいけど、ワハハ本舗はどうしたらいいでしょうかね(笑い)。

取材中に頭からパンストをかぶらせられたのはワハハ本舗だけ。

大久保 コンドーム飛ばしたり、ブラジャーぶん回したりね(笑い)。コロナで今、一番旬の若手のバンドマンであったり、お笑いがこの1年、出られなかったために、そこでダメになっちゃう。やっぱりしぶとく、やっていくのがいいですよね。

タマ (放送作家の)高田文夫先生も「人気は高さじゃなく長さだ」と言ってくれています。(終わり)

◆ポカスカジャン 1996年(平8)結成。大久保ノブオは67年(昭42)5月3日、長野市生まれ。ボーカル&バケツドラム、ハープ。タマ伸也は68年9月18日、青森市生まれ。ボーカル&ギター。19年6月2日に結成メンバーだった中山省吾(50)が脱退。