上白石萌歌(21)が14日、東京・テアトル新宿で主演映画「子供はわかってあげない」(沖田修一監督)の先行公開記念舞台あいさつに出席した。

上白石、細田佳央太(19)斉藤由貴(54)、沖田監督は浴衣で登壇し、撮影や作品について語った。

家族、友人、同級生との恋愛など、ひと夏の出来事を描いた物語。

上白石は、高校時代について「自転車通学をしていて、自転車と一心同体みたいな感じでした。転んで血まみれになって登校した日もありました」と振り返った。

今回は水泳部員を、19年のNHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」では、ベルリン五輪200メートル平泳ぎで金メダルを取った前畑秀子さんを演じた。自転車で脚力がついたのかと問われると、上白石は「何回も転んで血まみれになったので、強さは身についたかもしれないです」と苦笑いした。

細田は「クラスで目立つポジションというより、誰かが何かをやるときは支えにいく。保護者会の設営、文化祭の準備、そういう時間は貴重で楽しかったです」と高校時代を振り返り、斉藤は「私は今でいう、腐女子系というんでしょうか。漫画研究会の部長をやっていました。漫画だ、アニメだ言ってる女子高生でした」と告白。上白石演じる主人公がアニメにハマっている姿について「萌えるものがありました。共感した!」と話した。