女優の酒井若菜(40)が、演じた役と役者本人を混同されることへの違和感を表明し、「過去に縛りつけられているようで怖くなるのです」と吐露した。

酒井は2002年放送のTBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」でモー子役を演じた。酒井の代表作のひとつと言える役どころだが、本人は複雑な感情を抱いているという。22日にツイッターで、「私のことを普通にモー子と呼ぶかたが多すぎて時々怖くなる」と吐き出した。「演じてきた役は全て大切」と役を軽んじているわけではないことを念押ししつつ、「モー子は私にとっては沢山演じてきた中の1人。こんなに長く愛されていることは光栄だが、私自身がモー子なわけじゃないので区別されないことが時々猛烈に怖くなる。俳優と役は別人だということに気がついてほしい」と自身がモー子と呼ばれることへの違和感を表明した。

酒井は「若くして役を全うできたことは誇りに思っています。この違和感、恐怖心を抱えられる俳優は限られているので貴重な経験をさせて頂いてると思います」とフォローした上で、「ただ、過去に縛りつけられているようで怖くなるのです。ましてやその過去は私自身ではない人格。私自身だと思い込んでしまわれることが怖いのです」と胸の内を明かした。