9日に放送された、佐々木蔵之介主演のテレビ朝日系ドラマ「IP~サイバー捜査班」(木曜午後8時)の第8話の世帯平均視聴率が8・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが10日、分かった。個人視聴率は4・6%。

第1話の世帯平均視聴率は10・3%、第2話は10・4%、第3話は9・2%、第4話は6・5%、第5話は7・9%、第6話は9・2%、第7話は8・6%だった。

サイバー犯罪と人間ドラマが絡み合うミステリー。佐々木は超デジタル人間のサイバー捜査スペシャリストの安洛一誠を演じる。

安洛ら京都府警・サイバー総合事犯係のもとに、警察庁から警視正・桐子香澄(内山理名)が赴任してきた。香澄はその美貌から、メディアでもよく取り上げられる有名な人物だった。

彼女が出向してきた背景には、ここ数カ月、世間を騒然とさせている“ディープフェイク動画大量流出事件”があった。最近、政治家や著名人のスキャンダルを巧妙に捏造(ねつぞう)した動画が拡散される事案が急増。

香澄はディープフェイク動画の製作アプリを販売する闇サイトを発見し、その闇サイトを運営する犯罪インフラが京都市内の複数のフリーWi-Fiスポットを利用していることを突き止めたという。サイバー総合事犯係と連携して犯罪インフラを摘発したいと話す香澄に、安洛も快く協力を約束する。

そんな中、香澄と今をときめくメディアアーティスト・西堂牧彦(大東駿介)の密会フェイク動画が拡散。さらに、ディープフェイク動画被害にあった大学生が、拡散した相手を刺す殺人事件も発生する。ディープフェイクが殺人に連鎖する恐ろしさを痛感した安洛は、フリーWi-Fiスポットの防犯カメラを徹底分析する。