漫画家の小林よしのり氏(68)が、愛知県常滑市で開催され、新型コロナウイルス対策が不十分だとして批判が集中したヒップホップ系野外フェス「NAMIMONOGATARI 2021」でクラスターが発生したとの報道を受け、「『たった30人しか』感染してないというのが驚きである」などとつづった。

小林氏は10日、「野外フェスでたった30人の陽性者なら観客の勝利だ」のタイトルでブログを更新し、「愛知の野外フェスで、30人のクラスターが出たという」と報道に言及。「あれだけの人数でマスクをせず、酒飲んで、密になって、大騒ぎしていたのに、『たった30人しか』感染してないというのが驚きである。インフルエンザの流行期にあのくらいの野外フェスをやったら、100人以上の感染者は常に出ていただろう。そう考えるのが科学的思考である」と私見を述べた。

小林氏はかねて、新型コロナウイルスによる過剰な自粛などに反対している。同フェスで多くの観客がマスクを着用していなかったことについて「真夏に野外フェスでマスクしてたら、熱中症で死ぬかもしれない。マスク着用を呼びかけるアーチストは善意で言っているのだろうけど、観客はそんな無謀なルールに従えるはずがない。観客が正しい!」などと独自の見解を示した。