日本テレビは27日、東京・汐留の同局で、定例社長会見を行った。

来月2日からスタートする民放テレビポータル「TVer(ティーバー)」で地上波プライムタイムのライブ配信「日テレ系ライブ配信」について杉山美邦社長は「地上波で流している番組をデジタル機器を通じてより多くの人に見てもらいたいという狙い。若い人はスマホ、パソコンを使いこなしている。デジタル機器で、若い人々に我々のコンテンツを見てもらいたいという希望がある。同時にテレビも視聴してもらう、帰ってきてもらうという効果も期待しております」と話した。

昨年10~12月に読売テレビ、中京テレビとともに実施したトライアルを経て、10月にスタートする。

テレビがない環境でも「しゃべくり007」(月曜午後10時)や「有吉の壁」(水曜午後7時)「世界の果てまでイッテQ!」(日曜午後7時58分)などの人気番組をスマートフォンやPCで地上波とリアルタイムで視聴することが可能となる。

編成担当の福田博之常務取締役は「まずは、ユーザー人数の高いプライムを中心に実施していこうということです」とプライム帯での実施の意図を説明。他の時間帯への拡大については「全て初めてなので、需要性を認識して、実施しながら検討するということになります」とした。