クイズプレーヤー伊沢拓司(27)が30日、東京・渋谷区のHMV&BOOKS SHIBUYAで、自身の立ち上げた知識集団「QuizKnock」の5周年記者発表会を行った。

伊沢が東大4年時に立ち上げた同プロジェクト。「まず記者会見が開けることが驚き。狭いマンションの一室で始まって、安い暮らしをしていたわけですから。インターネット料金が払えない状況で、インターネットメディアをやっていた(笑い)」と感慨深げに振り返った。

6年目以降は、未開層へのアプローチ強化と、ユーザーの生活の中にQuizKnockコンテンツが根付くことを目標として掲げ、2022年をめどに、高校生向けの大規模のクイズ大会を開催することを発表した。

クイズをやりたい高校生が、部活動として活動できるような、大規模大会の開催を目指すといい「(クイズ活動が)部活動として認められないと聞く。(大会を契機に)大手を振って活動してもらいたい」と呼び掛けた。続けて「白熱した試合をお届けする。それをみている人たちが楽しめるガチンコエンターテインメントとして作り上げていくことを目指していく」と意欲をみせた。

参加者などについては、「全国を巻き込んでいく。オンライン環境も整ってきたのでやりやすくなってきた。参加したい人に壁を作らない形でやりたい。200人とかだったらさびしいですけど(笑い)。なるべく多くの人が、来たいと思っている人はみんな参加できる形を目指していきたい」と展望を語った。

QuizKnockは、5周年を記念して、1日から同会場で、記念展を開催する。佐藤健やメイプル超合金カズレーザー、乃木坂46高山一美ら芸能界の謎解きやクイズ好きから祝福ビデオメッセージも届いた。

同プロジェクトでは、「身の回りのモノ・コトをクイズで理解する」をコンセプトにクイズの作成やYouTubeでのエンタメと知を融合させた動画配信、ゲームアプリなどのコンテンツを展開してきた。